どーもどーも。久々の書評記事です。
今回は学生時代にお世話になった佐藤剛史先生の新著『自頭のいい子を育てる食卓の力 6歳までに身につけたい30の習慣』について。九州大学農学部の教員であり、「食育」や「婚学」をテーマに、数々の授業や講演活動に勤しむスーパーな先生です。
大学一年生の頃に基礎ゼミを受講しただけではありますが、当時からずっと尊敬しております。ゼミでプレゼントしてもらった『ここ 食卓から始まる生教育」は読んで泣きました。
そんな先生の新著も素敵な内容でしたよ!
食卓をいかに子育てに活用するか
子育てをする上で、食卓がいかに重要か。なぜ食卓が子どもの体だけでなく心も育むのか。そして、いかにして食卓を子育てに活用していくか。本書では具体的な事例や活用方法を通して、食卓の重要性が語られます。160pの「食卓で親子読書会をする」は読書好きな僕としては是非とも実践したいですねー。絵本とか一緒に読みたい。
今思い返すと、週に1日は夕食後に本屋さんに行って、父が一冊だけ本を買ってくれました。ですから、最低でも1週間に一冊は本を読んでいました。
佐藤剛氏著『自頭のいい子を育てる食卓の力』より
こんなん理想ですわ。こんなお父さんになりたい。
ちなみに本書では文部科学省の調査により、読書は学力向上に寄与し得ることも述べられています。データでの裏付けも示してくれます。
大学生の食生活
皆さんは普段の食事は何を食べてますか?誰とどこで食べてますか?
僕は1人でコンビニ飯が圧倒的に多いです…。実家にいた頃は毎日3食、朝と夜は基本的に母に作ってもらってました。が、一人暮らしするとこんなものでしょう…朝食は抜くし、時間もかなり不規則です。
本書では一人暮らしの大学生の食生活の実態が綴られています。女子大生Eさんのお菓子まみれの食生活にはびっくりしました。そしてそれ以上に、朝食前にチョコレートを食べたり朝食後にクッキーや大学芋を食べることに違和感を感じました。
で、そんな食生活を送ってて、結婚して子どもができて、その家庭の食事が一体どうなるのか。自炊せずスーパーの惣菜とか、外食が増えるんですかねやっぱり。しかし本書では、手間と時間をかけることで親の愛情が子どもに伝わるのだと述べられています。
一食一食を大切にするということは、手間と時間をかけるということです。時間は言ってみれば命です。お父さんとお母さんの命です。
佐藤剛氏著『自頭のいい子を育てる食卓の力』より
とても納得。子どもを思う愛情がが子どもに伝わることが、子育てでは一番大切なんでしょう。
おわりに
はい、ということで子どものいない(というか未婚)の僕にもとても参考になる本でした。子育てする時にはおおいに活用していきたい本です。僕の周りには最近結婚した人や来年にも結婚する人、そして正に子育て中の人も多いので是非とも読んでもらいたいです。
また、本書では自分の子育てが正解だったかどうかは、自分の子どもの子育てを見た時にわかるのではないか、と書かれています。奥が深いなぁ…。
とりあえず結婚できるように頑張っていこうと思うのでした。
以上!