建設業界の3Kといえば「きつい」「汚い」「危険」。
そんな三拍子そろった業界に身を置いて、丸4年が経過しました。
今回は「建設業界の3Kって本当なの?」と震える就活生に向けて、自分の経験をお話ししたいと思います。
結論
建設業界の3Kって本当なの?と言われれば、僕は迷わず
YES!!
と回答します。
ただし、当然ですが「業界・会社・職種によって程度は違う」んですよね。
建設業界を分類してみよう
そもそもね、「建設業界」と一言で言いますけど、その中身は非常に細かく分類できます。
ざっくり大別すると「土木工事」と「建築工事」の分野。
土木工事とは即ち、道路・橋・鉄道・山林・河川・上下水道・宅地造成といったインフラに関する工事です。
建築工事とは即ち、土木工事で整備された基礎の上に住宅・店舗・病院・工場・ビルといった建物を建てる工事です。
さらに建築工事は「躯体工事」と「仕上げ(内外装)工事」に分かれます。
具体的には、こんな工事があります。
- 大工工事
- 左官工事
- とび・土工工事
- 石工事
- 屋根工事
- 電気工事
- タイル・レンガ・ブロック工事
- 鋼構造物工事
- 鉄筋工事
- 店装工事
- しゅんせつ工事
- 板金工事
- ガラス工事
- 塗装工事
- 防水工事
- 内装仕上工事
- etc…
多いですねー。
そして各工事=分野には、それぞれで使用する材料(瓦屋根、ガラス、合板、シーリング、ビス等々)があります。
この材料ごとにメーカー、商社、問屋、販売店が存在します。
また、工事を行う場合には設計事務所、ゼネコン、サブコン、工務店、工事店、ハウスメーカーといった業種が関わってきます。
…。
いやー。
プレイヤーが多すぎるんですよね。
だから一概に「建設業界は全部3Kだわ!!」なんて言えるわけないんですよ。
そもそも3K(きつい・汚い・危険)って基本的には「工事現場」での話ですが、工事店にも経理や総務、いわゆる事務方と呼ばれる部署もあるわけで、配属によって仕事内容も全然違うわけです。
だから僕のように特に理由もなく建設業界に来ても、なんとかなる人もいます。
そうでない人もいます←
現場はしんどいです
これだけは間違いない。
どれだけ入念に段取りをしても、予測不能の事態も起こるのが工事現場です。
業種によっては(落下防止のために)安全帯をつける現場もあります。(つまり危険)
土にまみれながらの施工だってあります。(つまり汚い)
年上の職人さんから滅茶苦茶怒られることもあります。(つまりきつい)
ただし、現場でしか学べないことがあるのも事実です。
僕の勤める会社は問屋なので現場は少ないですが、自分の売ってる商品がどう使われるのか(=現場を知っておく)のは非常に重要です。
自分の営業トークに生かせるからです。
まぁ夏の現場はクソ暑いっすよ←
おわりに
就活生の皆さんは、まず建設業界の先輩に仕事内容を聞くべきです。
本当に会社によって、職場環境が違いすぎるから。
この記事を読んでいるアナタが既に建設業界の方ならば…検討をお祈りします。
おしまい。