佐藤義典さんの著書『新人OL、つぶれかけの会社をまかされる』。
マーケティングの入門書として名高いこの本を読み終えましたので書評をば。
ちなみに集中して読んだら2時間もかからず読破できます。お手軽!
どんな本なの?
本書を一言で表すと、物語をベースとした「超わかりやすいマーケティングの入門書です。
佐藤義典 著『新人OL、つぶれかけの会社をまかされる』より
この本は、新人OLがマーケティングを使って潰れかけのイタリアンを立て直す、というストーリー。そう、小説です。
構成は第1章~5章。
章ごとに著者のマーケティング理論を基にしたストーリーが展開され、各章の終わりに著者による理論の紹介がされます。この「フィクション+理論補足」というダブルパンチが超わかりやすい。
僕もマーケティングの本は始めて読みましたが、小説のおかげですんなりと頭に入りました。
マーケティングってなんなの?
マーケティングというと難しそうに聞こえるかもしれませんが、実はあなたは買い手として毎日マーケティングに参加しています。
佐藤義典 著『新人OL、つぶれかけの会社をまかされる』より
つまり、僕が今日「野菜を摂らないとやばい」と考え、何を食べるか迷った結果セブンイレブンの「一日に必要な野菜の1/2がとれるスープ」を購入した、この一連の流れもマーケティングの影響を受けているのです。セブンイレブンのマーケティングの勝利。
「野菜オンリーの安い定食屋があったらなぁ」と長年感じていた僕はまんまとマーケティングされてしまったのであった。さすがはセブンイレブン、恐るべしである。
実際にマーケティングしてみた
冒頭で述べたとおり、本書は第1章~5章から成り、章ごとに著者のマーケティング理論が詳細に補足されています。それは実践性を高めるためでもあります。
ということで、試しに著者の理論に従ってこのブログで実践してみました。
差別化戦略ー『商品軸』つまり「記事の質」勝負。
ベネフィットー価値を提供する。読者はどう嬉しい?
・読み方の時間、場所、状況
時間ー仕事終わりの19時~24時
場所ー家で
状況ー気分転換、新しい音楽を求めて、知らなかったけど良い曲を求めて
・ターゲットー人によって価値が異なるため、誰かに絞る
強み、差別化ー競合との価値の差
競合を知るー
どのように価値を届けるかー4P
書く内容
書き方
書く場所
書く値段
想いーそもそもなぜそんなことをするのか?社会にどう貢献する?
おわりに
はい、こんな感じになりました。
す、すげぇ・・・!
ぼんやりと書いていたことがこんなにも明確になるとは。
本書に書かれていることはあくまで「マーケティングの基本理論」のようです。応用編としては『新人OL、社長になって会社を立て直す』『図解 実践マーケティング戦略』『実践マーケティング思考』がおすすめとのこと。
とりあえずストーリー的にも本書の次回作である『新人OL、社長になって会社を立て直す』を読んでみようと思います。
マーケティングど素人でも楽しく、かつ実践的に基礎を学べますんで超おすすめです!
以上!