2016年11月23日に発売されたRADWIMPSの新しいアルバム「人間開花」。24日に放送されたSONGSでも特集された彼らですが、その中で「トアルハルノヒ」という楽曲が取り上げられました。
バンドを続けられる喜びを唄ったこの歌は、是非歌詞を見ながら聴いてほしい。そして全てのバンドマンをはじめ音楽家、作家や芸術家だけでなく、「世に何かを生み出す」人たちにこそ聴いてほしい一曲です。
背景
SONGSを見て、この素敵な曲が生まれた主な背景は2つあると思いました。
1.ドラマー山口智史の無期限休養
2015年夏、ドラマー山口智史の持病であったフォーカル・ジストニアが突然悪化し脱退するか否か、バンドを続けられるか否かの瀬戸際に立ったようです。
RADWIMPS.jp - RADWIMPSからの大事なお知らせ
それでも責任を持ってバンドを続けるという決断を下し、素晴らしいアルバムを作りあげたバンドメンバーやスタッフには敬服します。
2.ファンとの繋がり
番組内で洋次郎さんは言ってました。
「お客さんの中に、僕らの歌を聴いて、こういう思いで今まで生きてきました、RADWIMPSの音楽に影響を受けて今こういう仕事をやってます、って言ってくれる人がいました」
※原文のままではありません。
こうしたファンとの出会いはこの曲の中でも歌われており、「トアルハルノヒ」にこんな歌詞があります。
宛名もなしに書きなぐった夢を
恥じらいもなく晒してきた本音を
君は受け取った 捨てずにあたためた
隣にいる友よりも 僕らは知り合えた
名前さえ知らずに
RADWIMPS「トアルハルノヒ」より
自分たちの音楽を好きでいてくれるファンへの愛情を感じますね。
何かを生み出す人たちへ
何が正しいのか、自分たちの作ってるものに意味があるのか、そんな思いで悶々としている全ての人たちに聴いてほしい歌です。自分の信じた道の先に広がる景色を、この曲は歌ってくれています。
ロックバンドなんてもんを やってきてよかった
RADWIMPS「トアルハルノヒ」より
バンド解散の危機を乗り越えた今だからこそ本当にそう思えるんでしょう。きっと新しい曲ができたとき、素晴らしいライブが終わったとき、何度となくこう思ってきたはずです。それでも今、歌詞としてこの言葉を残す意味を考えると、胸が詰まります。
自分の歌いたいことを歌う。それが世に受け入れられるかどうかはわからない。それでも歌い続ける。だって、好きだから。音楽が好きだからこそ、続けられる。そして14年にもわたり曲を書き歌い、ふと後ろを振り返ると自分たちを応援し支えてくれるたくさんのファンたちがそこにいる。その応援をかみ締めて、また素晴らしい音楽を作っていく・・・理想的ですね。まぁ僕はサラリーマンなわけですが。(笑)
今が失敗ばかりで駄目なように思えても、長いスパンで見ればそれは成功への布石かもしれないという思いで僕を満たしてくれる、そんな「トアルハルノヒ」。大好きです。
おわりに
むしろね、もう逆に「バンドを続けてくれてありがとう」ということを僕はRADに伝えたいです伝えたいです。下の記事でも書いたように、RADWIMPSは僕にとってはとても特別なバンドです。
いつかライブにいって、ありがとうと言いたいです。2017年には2月25日のマリンメッセ福岡を皮切りに「Human Bloom Tour 2017」がスタートします。広島もなんと2DAYS開催ですよ。歓喜!アルバムに付いてくる先行予約であたることを祈っております・・・お願いします神様神様仏様どうかこの願いをお叶えください。
以上!