ONEPIECEの魚人島編で、その名前だけが登場したジョイボーイ。
ノアの方舟、空白の100年、そして人魚姫との約束…それぞれ断片的に語られていますが、ONEPIECEの世界観を知る上では欠かせない重要ポイントです。
そこで今回はジョイボーイがなぜ人魚姫との「約束」を果たせなかったのか、そしてルフィとしらほしについても考察してみたいと思います。
- ジョーボーイの正体
- ジョイボーイと人魚姫の約束
- 方舟「ノア」の役割
- ジョイボーイと「Dの一族」について
- ジョイボーイと人魚姫の「約束」についてまとめ!
- リュウグウ王国王家に伝わる言い伝えと「ルフィの役割」
- マダム・シャーリーの占いとルフィが果たす「約束」
- おわりに
ジョーボーイの正体
ジョーボーイは空白の100年に実在した地上の人物です。
リュウグウ王国国王ネプチューンの発言で明らかになりました。
ジョイボーイというのは
空白の100年に実在した地上の人物なのじゃもん
引用:第649話"タイやヒラメの舞い踊り"より
ジョイボーイは、魚人島にポーネグリフとしてひとつの文章を残しています。
それが人魚姫への謝罪文。
空白の100年に、ジョイボーイと同時代を生きた人魚姫へ宛てた文章ですね。
ネプチューンによると、魚人島との「約束」を破ったことへの謝罪文のようです。
ジョイボーイと人魚姫の約束
ジョイボーイと人魚姫の交わした「約束」とは、いったい何だったのでしょうか?
これは「魚人(島)を地上へ移住させること」、つまり「太陽の下で魚人・人魚が人間と共に暮らすこと」だと思われます。
そのヒントとなるのが、リュウグウ王国王妃であったオトヒメ。
オトヒメはリュウグウ王国を地上へ移すため、その人生をかけました。
そしてネプチューンはこう語っています。
オトヒメの夢見る世界はな…左大臣…
遥か数百年の昔の話…
我々の遠い先祖が試みて…!!
無念のまま潰えた夢そのものなのじゃもん…!!
引用:ONEPIECE第621話"オトヒメとタイガー"より
オトヒメの夢見る世界=リュウグウ王国が地上へ移った世界=空白の100年を生きた人魚姫も夢見た世界。
では、本当に当時の人魚姫はリュウグウ王国を地上へ移そうとしたのでしょうか?
方舟「ノア」の役割
それを証明するのが方舟ノアの存在です。
ノアは「約束の舟」とも呼ばれ、数百年前に"偉大なる人物"と交わした約束を果たすために海底に眠っていました。(第641話参照)
サイズは非常に巨大ですが、動力はありません。
それもそのはず、なんとそもそも海王類が引くようになっているからです。(第648話参照)
"偉大なる人物"がジョイボーイであることは第647話で明らかになっています。
つまり当時の魚人・人魚を地上へ移住させるための手段が方舟ノアなのです。
たくさんの住民をノアに乗せて、移住させようと計画していたのでしょう。
ジョイボーイと「Dの一族」について
現在のノアはルフィにより破壊されたため、修復する必要があります。
この修理について海王類の1頭がとても気になる発言をしていますね。
直すにはあの一族の力が必要だが
ー時代が変わった…
引用:ONEPIECE第648話"タイヨウへと続く道"より
「あの一族」!?
そう言われると、「Dの一族」しか頭に浮かびません。
そしてジョイボーイを仮に「Dの一族」とするならば、全ての話の辻褄が合います。
- ノアはジョイボーイ(Dの一族)が造った⇒だからDの一族でないと直せない
- しかしDの一族が栄えた空白の100年は終わった⇒だから「時代が変わった」
- Dの一族が滅ぼされたためジョイボーイは「約束が果たせない」
つまり「人魚姫との約束を果たせなかった理由」は「世界政府によりジョイボーイが始末されてしまったから」だと予想します。
ここでもDの一族が関わってくるとは…ワクワクさせてくれますね!
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ジョイボーイと人魚姫の「約束」についてまとめ!
ここで話をまとめてみましょう。
- 空白の100年に生きていた人魚姫は魚人島を地上へ移したかった
- ジョイボーイは移住実現を人魚姫に約束した
- ジョイボーイは移住手段であるノアを造った
- 計画実行前にDの一族は(ジョイボーイ含め)世界政府により始末された
ジョイボーイがどのタイミングで死んでしまったかは、定かではないです。
もしかすると空白の100年を生き残り、その子孫たちがルフィやローのように「D」の名をもって今も生きているのかもしれませんね。
さて、話はこれで終わりではありません。
なぜならネプチューン達王族の間には、ジョイボーイが果たせなかった「約束」を誰かが代わりに果たしにやってくるという伝説があるからです。
そう、つまりルフィのことですね。
リュウグウ王国王家に伝わる言い伝えと「ルフィの役割」
しらほしの力(海王類と話せる)が目覚めた時、オトヒメはこう言いました。
海王類と話せる人魚…つまりしらほしの元には
いつかその力を正しく導く者が現れ…
そしてその時
世界には大きな変化が訪れる…!!
という言い伝え
引用ONEPIECE第626話"ネプチューン3兄弟"より
しらほしの力を正しく導く者が、ルフィだと予想されます。
実際にルフィはホーディとの戦いの中で、しらほしの力を使って魚人島を救いました。
麦わらの子の強い思いに導かれ…願ったよ
彼が島を守れる様に…彼の力になりたいと君は強く願ったよ
おれ達の力は君の力だ
君に呼ばれて…彼に手を貸した
引用:ONEPIECE第647話"止まれノア"より海王類の発言
これは「しらほしの力を正しく導いた」一例とみて良いでしょう。
マダム・シャーリーの占いとルフィが果たす「約束」
マダム・シャーリーはその占いによって、ルフィの未来を覗いてしまいました。
麦わら帽子を被った人間…!!
"麦わらのルフィ"によって…
彼の手によって…"魚人島"は滅ぼされる!!!
引用:ONEPIECE第610話"占い師マダム・シャーリー"より
大海賊時代の到来や頂上戦争での白ひげの死を的中させた占いですから、まず当たるとみて間違いありません。
しかしそれは魚人島を「滅ぼす」というより「救う」と考えた方が良いでしょう。(ルフィはそんな極悪人じゃないですしね…)
つまり、ルフィによって魚人島住民は地上へ移住する=旧魚人島は不要になる=滅びるということではないでしょうか。
おわりに
ジョイボーイが本当にDの一族なのかは不明ですが、
- ジョイボーイと人魚姫は魚人島移住の約束をした
- 世界政府によりその約束は果たされなかった
- ルフィが代わりに約束を果たす
この大筋はきっと合っていると思います。
レヴェリー編では初めて太陽を見たしらほしが、移住を決意するシーンも描かれました。
オトヒメの死から10年。
集めた署名と天竜人(おそらくミョスガルド聖)の賛同書によって、彼らの悲願は達成されるのでしょうか?
今回のレヴェリーは革命軍によって大荒れの様子ですから、いったいどうなったのかが非常に気になりますね!!
<参考記事>