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米津玄師「Lemon」をアンナチュラル未視聴者が聴いた感想。歌詞の意味を考える

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ドラマ「アンナチュラル」のヒットもあり、大人気を博している米津玄師の『Lemon』。

Real Soundの米津玄師、ドラマ『アンナチュラル』主題歌「Lemon」なぜ大反響? 配信4週連続1位&MV最速1000万回再生の理由を読む と言う記事によると

  • 5日と11.5時間でMVの再生回数1,000万回突破(自身最速)
  • 楽曲ダウンロード数57.8万(オリコン歴代累積記録更新)

ということで、とにかく売れているのです。

素晴らしいですね。

この曲はアンナチュラルのために書き下ろされた曲で、歌詞もドラマの内容を際立たせるものとなっている…らしい。

らしいですが、僕はこの「アンナチュラル」を観たことがありません。

よってドラマの内容も「人の死を扱ってるらしい」くらいの、フワッとした印象です。

自分の中では、曲とドラマがリンクしていないんですよね。

この記事ではそんな僕が、「Lemon」を聴いた感想を書いてみます。

 

 

失恋ソングにしか聴こえない

結論を言いますと、コレです。

人の死というより、僕には失恋ソングに聴こえます

特に、この歌詞。

どこかであなたが今 わたしと同じ様な

涙にくれ 寂しさの中にいるなら

わたしのことなどどうか

忘れてください

 

別れたことを後悔する、男女にしか思えません…。

結局別れた後には、良い思い出ばかりがフラッシュバックするもんですな。

 

自分が思うより

恋をしていたあなたに

あれから思うように

息ができない

 

失ってから気付くものがあるってやつですね。

ああ、思ってたより好きだったな、みたいな。

もどかしい歌詞です。

 

なぜ失恋ソングに聴こえたのか?

考えてみました。

おそらく、僕自身が近しい人を失くした経験が少ない、というのが大きな要因だと思います。

両親も健在ですし、友達もみんな元気に生きてます。(僕は20代です)

近しい人を失くしている方には、きっと「人の死を扱った歌だな」と自然と感じられる曲なのでしょう。

曲調としては確かに、失恋ソングと呼ぶにはふさわしくないと感じます。

悲しみの中に希望を見出すためにあがくような、息苦しさと清々しさを感じる不思議な曲。

サビがある程度POPなのが、救いですね。

 

おわりに

今回は、「Lemon」の感想や歌詞の意味を考えてみました。

米津玄師自身も「個人的な体験から生まれたもの」と語る「Lemon」。

この曲を作っている最中に、おじいちゃんが亡くなったそうです。

※詳しくは米津玄師「Lemon」インタビュー|人間の死を見つめて (1/2) - 音楽ナタリー 特集・インタビュー参照。

米津玄師の個人的な体験を通して生まれても、聴く人間に渡った瞬間に、その人の人生に寄り添うものになる。

それが音楽の素晴らしいところだと、この曲を聴いていて思います。

最後にMVを貼って終わりにします。

それでは、また。


米津玄師 MV「Lemon」