ONEPIECE第906話「"聖地マリージョア"」のラストシーンで、マリージョアに眠る「麦わら帽子」が描かれました。
衝撃的な見開きページでしたね。
というわけで今回は、「なぜ麦わら帽子がマリージョアに隠されているのか?」について考察してみます!
ドフラミンゴの語る「国宝」が麦わら帽子
まず事実関係の確認ですが、元"天竜人"であるドフラミンゴが以前「マリージョアには重大な国宝がある。それは存在自体が世界を揺るがす」と発言しています。
※詳細は世界会議編スタート!革命軍の狙いとマリージョアに眠る「国宝」について考察をお読みください。
今回も、インペルダウンに幽閉されたドフラミンゴが国宝について発現しています。
来たのか?
上から刺客が
おれがマリージョアの秘密の「宝」の事を
誰にもバラさねェ様に!!
口封じの殺し屋を送り込んで来たか!?
フッフッフッフッ!!
もうバレてもいいだろ…権力は足が早い
すぐに腐っちまうモンさ…!!!
引用:ONEPIECE第906話「"聖地マリージョア"」より
この発言の直後に描かれたのが、マリージョアに眠る麦わら帽子。
麦わら帽子が「重大な国宝」と見て間違いないでしょう。
麦わら帽子は何を意味するのか
麦わら帽子がを国宝とするのであれば、
「麦わら帽子=世界を揺るがす」
ということになります。
先ほどのドフラミンゴの発言からすると、「世界を揺るがす=現在の権力が腐る」と読み取れます。
つまり「麦わら帽子=天竜人の権力を否定するもの」ということです。
天竜人の成り立ち
そもそも天竜人とは何者なのでしょうか?
ONEPIECE51巻にて、パッパグの口から明らかにされています。
創造主の血を引いてる…
800年前に「世界政府」という一大組織を作り上げた20人の王達
その末裔が"天竜人"
引用:ONEPIECE第497話「"シャボン舞う諸島の冒険"」より
そして800年前の「世界政府樹立」以前の100年間については「空白の100年」と呼ばれています。
「空白の100年」については、ポーネグリフを研究したオハラの考古学者であるクローバー博士が41巻にて重要な発言を残しています。
要約すると
- ポーネグリフを残した者達には敵がおり、その敵により滅亡した。
- 空白の100年が空けた今から800年前に「世界政府」は誕生した。
- "滅びた者達"の敵を世界政府と仮定すると、空白の100年とは「世界政府」によってもみ消された不都合な歴史。
- 「空白の100年」には巨大な王国が栄えていた。
- "滅びた者達"の「思想」を残すためにポーネグリフは作られた。
- 空白の100年に存在した王国の"存在"と"思想"こそが「世界政府」にとっての脅威
あくまでもクローバー博士の仮説に過ぎませんが、示唆に富んだものです。
つまり「空白の100年に栄えた王国」は、世界政府と天竜人の敵だということですね。
「神の天敵」と「Dの一族」
「天竜人の敵」というキーワードで思い起こされるのが、ロシナンテの発言です。
ある土地では"Dの一族"をこう呼ぶ者たちもいる…!!
"神の天敵"
引用:ONEPIECE第764話「"ホワイトモンスター"」より
早計かもしれませんが、「空白の100年に栄えた王国」=「世界政府(天竜人)の敵」=「神の天敵」=「Dの一族」なのではないでしょうか?
そして天竜人の権力を否定する「麦わら帽子」こそが、「空白の100年に栄えた王国」の存在を示すアイテムなのでしょう。
なぜ聖地マリージョアに麦わら帽子が隠されているのか
では、なぜマリージョアに麦わら帽子があるのでしょうか?
906話のラストシーンから察するに、どこか強固な牢獄に大切に保管されているように思います。
つまり天竜人は、自分たちの住むマリージョアにて「その存在を世に知らしめないため」に麦わら帽子を管理している。
これがマリージョアに麦わら帽子が眠る理由だと思います。
おわりに
第906話のラストシーンで麦わら帽子に向かう天竜人(?)の手には、ルフィの他にもう1枚の手配書が握られています。
きっと麦わら帽子に関わりのある人物、つまりロジャーかシャンクスの手配書ではないでしょうか。
この辺りもめちゃくちゃ気になりますね!!
前回の記事で予想したように、ONEPIECEの世界観に関する重大な事実が明らかにされそうで楽しみです。
Dの一族と深く関わる「ジョイボーイ」についてはこちらの記事で考察しました。
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