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『サムライ8八丸伝』が評判より面白かったので感想を書くぞ!!

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あの大人気漫画『NARUTO』の作者・岸本先生が帰ってきた!!

今度はSF×侍の大冒険活劇!!

www.youtube.com

色んな雑誌やサイトに連載へ向けたインタビューが掲載され、Youtubeでは特別映像も解禁され、これはもう面白くないはずがない!!

…という前評判で始まった『サムライ8』ですが、どこを見ても「面白くない」「話が複雑、ふわふわしていて分かりにくい」という評価ばかり。

TwitterやGoogleのトレンド、5chまとめ記事でも「サムライ8は面白くない」というレビューが毎日のように流れてきます。

togetter.com

tapittalk.com

かくいう僕もジャンプで第1話を読んで「…いや、話むずかしっ。おもんないな」と感じて2話以降は読んでませんでした。

しかし、ふと思ったんです。

「1話だけで面白くないと判断するには早くないか?」と。

「もう1回、読んでみても良いのでは?」と。

確かに最初だけ読んで面白くないと感じても、あとで読んでみると面白くて今では大好きなマンガもたくさんあります。

「逆に考えろ、サムライ8が面白くないんじゃない。俺がサムライ8の面白さについて行けなかっただけかもしれない

そう思い、サムライ8の単行本1巻と2巻を買って読んでみました。

結論からいうと「けっこう面白いやん!!」です。

ということなので感想を書きたいと思います。

※ネタバレ満載です。

 

 

あらすじ

とりあえず「根暗な主人公が憧れの侍になって覚醒、お調子者になったところで姫と出会うが強敵が現れてお父さん死亡、「世界を救う」「敵を止める」「姫を守る」というお父さんとの誓いを胸に成長していく物語」って感じです。

よし、簡潔にまとめたぞ。

 

主な登場人物

次に2巻までに登場した人物を簡単にまとめてみます。

「?」な用語がわんさか出てきますが、とりあえず読み流してね。

八丸

元・病弱な引きこもりにして主人公。

ゲーマーでその腕は世界一。

師匠の達麻(ダルマ)と出会い、侍になる。

侍になった途端、調子に乗るガキンチョ。

「パンドラの箱」を開けるための鍵であり、「マンダラの箱」を開けるための重要人物。

達麻

猫型ロボットのような侍。

金剛夜叉流のめちゃくちゃ強い伝説の侍。

世界の命運を握る「パンドラの箱」と、それを開けるための鍵(侍)を探している。

お父さん

八丸のお父さん。

フルタ博士とも言う。

元は敵勢力の研究者で、「マンダラの箱」を開けるための鍵(侍)を7人造った。

7人作るはずが8人目ができちゃった、それが八丸なのだ。

武神 不動明王

すごい神様。

良い神様。

カーラ

不動明王に仕えた侍。

裏切って「ウスサマ流」を立ち上げる。

簡単に星を消せるくらい強いらしい。

今のところラスボス。

アタ

カーラの右腕と呼ばれる悪い奴(侍)。

達麻の一番弟子にして、裏切り者である。

分身の術が使えるらしく、分身によりフルタ博士は殺される。こやつ、さては忍者か。

めちゃくちゃ強い。

早太郎

八丸の「ホルダー」。

猫のような犬。

けっこうかわいい。

アン

八丸の「姫」。

おっちょこちょいで人と話すのが苦手。

そんなにかわいくない。

 

 

用語と設定の解説

さて皆さんお待ちかね(?)の用語解説の時間だあぁぁあ!!

まず申し上げますと、サムライ8の設定、ガチで複雑。

複雑なくせに説明がぼんやりしてます。

専門用語のオンパレードなのだ。

もう用語解説集を出して欲しいレベルです。

ということで、自分でも整理するために大切な設定と用語を記しておきます。

「侍」とは

サムライ8での「侍」は、ただ腰に刀を下げておけば良いわけではありません。

ただ腰に刀を下げてる奴は「武士」と呼ばれており、「武士」と「侍」は明らかに異なるものとして描かれてます。

「侍」は「武士」の上級ジョブです。

「侍」はサイボーグで、「武士」は人間です。

侍には相棒となる「ホルダー」がいて、ペアとなる「姫」がいます。

ちなみに「侍」はサイボーグなので血を流しても死にませんが、「己で負けを認めたとき」に武神から見放され死にます。

強い「勇」を持っていないと死にます。

…。

侍の説明だけでこんなことになるとは…漫画読みながらじゃないと、解説しても意味ないなコレ…。

もう詳しい解説は省いて、自分の理解のために用語を羅列しておきます。

「ホルダー」とは

侍の相棒。

サイボーグ的な犬。

他に馬や龍など、種類はいろいろ。

背骨「柄骨」を侍に渡すとキーホルダーに進化する。

「姫」とは

お姫様。

侍のパートナー。

姫が祈ると何故か侍がパワーアップする。

「義」とは

それぞれの侍の役割。

達磨は「パンドラの箱を見つける」「その鍵を見つける」です。

八丸は「親孝行する」です。(正確には銀河を守る、姫を守る、アタを倒す、の3つだと思われる)

「勇」とは

「己の護るべき者のために強くあろうとすること」です。

なんか複雑ですが、まぁ「勇ましい想い」みたいな感じです。

「パンドラの箱」と「マンダラの箱」とは

もともとは不動明王が持っていた、世界の命運を握るアイテムです。

主人公サイドと敵(カーラ)サイドで、この「箱」を奪い合っています。

どちらの箱も、あけるための「鍵」となる侍が必要です。

「侍魂」とは

「侍」の必殺の武器(刀)。

普段はお腹に丸い球として収納、戦いの場面では刀に変わる。

 

サムライ8の面白いところ

そろそろ解説は終えて、このマンガの面白いところを書いてみましょう。

設定を理解できると面白い

複雑なだけに、設定が腹に落ちると面白いです。

設定を気にせず読み進められるようになると面白い。

「姫」と「義」と「勇」の関係性さえ掴めればいけるはず!!

まぁそれが難しいんですけどね…ナルトのチャクラ解説の時みたいに絵図を使って説明してくれれば良いのになぁ。

それぞれの話に用語説明が散らばっているので、余計わかりにくくなっちゃってますね。

でもそれを乗り越えると普通に面白い。

いや、むしろよくこんな設定思い付いたなと思います。

主人公の成長が面白い

主人公である八丸が成長していく姿はやっぱり嬉しいですね。

ちょっとあっさりしているというか、もっと感情移入させてほしいとは思いますが。

死際のお父さんと八丸の会話はグッときたし、どんどん強くなっていく八丸にはワクワクさせられます。

「お前は…もう守る側の侍だ…!」「護りたいものが…あるのは…それがきっといい人生なんだ」というお父さんのセリフは非常に良い!

良いですよ岸本先生&大久保先生!!

登場人物が魅力的

もちろん八丸も含めですが、登場人物が魅力的です。

キャラデザも、キャラクターの性格も良いですね。

まだ2巻では八丸のライバルが登場してないので、とても楽しみです。

ワクワクするストーリー

2巻までは世界観や用語説明に終始していたためストーリーはそんなに進んでませんが、話は非常に広い。

舞台は銀河全体ですし、八丸は銀河の命運を握るこどもです。

これから様々な仲間との出会いやエグい敵との戦いが描かれることでしょう。

達麻の過去も気になるし、話はいくらでも膨らんでいくと思います。

 

 

おわりに

これからどんどん面白くなる一方だと思います、サムライ8。

僕と同じように評判だけ聞いて毛嫌いしている方は多いと思うので、ぜひ1巻&2巻をまとめ買いして読んでみてください。

1巻だけ読むとそんなに面白くないぞ!!(笑)

岸本先生も1巻コメントで「読めば読むほど面白いスルメ漫画だから2巻も買ってね」と言ってるので間違い無いと思います。

いいか、2巻まで読めよ!!

それでも読みたく無い人は、3巻が出るのを待ってまとめ買いしてみてください。

間違いなく面白いと思います。

サムライ8 八丸伝 1 (ジャンプコミックス)

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サムライ8 八丸伝 2 (ジャンプコミックス)

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