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シャーマンキングKC完結版の感想!あらすじ、登場人物を簡単ガイド!【1~10巻レビュー】

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2018年5月1日、不朽の名作『シャーマンキング』が講談社コミックス(KC)完結版として電子書籍限定でリリースされました!

もともと週刊少年ジャンプで連載されていたマンキンですが、新作である『シャーマンキングザスーパースター』が少年マガジンエッジにて連載されるに伴い、商標権が講談社へと移ったようです。

通常のJC版、完全版とは違って装いも新たになりましたね!

僕も完全版を全巻持っているんですが、ついつい買ってしまいました…。

ということで今回は、シャーマンキング完結版の内容をガイドしたいと思います。

 

 

JC版、完全版との違い

簡単にまとめておきましょう。

  • 表紙が書き下ろし
  • 廉価版(ジャンプリミックス)の書下ろしも収録

基本的な違いはこのくらいですかね。

電子書籍で持っておきたいアナタは、ぜひ買ってみてください!

 

1巻の内容

収録内容

主人公・麻倉葉とその友達・小山田まん太の出会いから始まります。

永遠のライバル・道蓮(タオレン)との初対決までを収録。

主な登場人物

1巻の主なキャラクターはもちろん麻倉葉です。

阿弥陀丸と出会い、戦いを通じてお互いに信頼しあっていく姿が良いですね~。

蓮との対決は熱い!

感想

めちゃくちゃ懐かしい…!!

憑依100%とか「そんなんあったな~」てなります。

わりとユルい展開が続きますが、道蓮の登場によって一気にストーリ性が出てきますね。

 

2巻の内容

収録内容

アンナとの再会、道潤(タオジュン)との戦いまで。

まん太が梅宮竜之介から木刀を奪うために奮闘するシーンは涙ものです…。

主な登場人物

2巻は道潤と李白竜(リーパイロン)の回と言っても過言ではありません。

キョンシーとして、つまり「感情の無い死体」としてこき使うだけだった潤に対して、パイロンが最後に放った一言が素敵すぎる。

どんなに追い詰められてもパイロンを救おうとする、麻倉葉の心意気も良いっすね。

感想

前回登場した蓮の姉、潤が登場したことによりVS.道家の構図がはっきりとしてきました。

アンナも登場して、シャーマンファイトへ向けた本格的な修行もスタートしてワクワクしますね!

しかし古い絵に慣れない…。

武井宏之先生の画力の成長率がえぐいです。

 

3巻の内容

収録内容

VS.トカゲロウから、シャーマンファイト開幕まで。

収録内容のほとんど(9話のうち8話)は、トカゲロウとのお話です。

主な登場人物

3巻のメインはトカゲロウ&梅宮竜之介!

トカゲロウと葉の駆け引きは必見です。

竜さんの仲間たちが、トカゲロウを止めようとするシーンは感動的です。

感想

こうして読み返すと、案外戦闘シーンってすくないですね。

葉との駆け引きや、阿弥陀丸の回想シーン、梅宮竜之介と仲間たちの話などがメインで驚きました。

バトルマンガ大流行の時代において、斜め上の視点から物語を描いていたシャーマンキングはマイノリティのための漫画だったんだなぁと改めて感じました。

 

4巻の内容

収録内容

葉のオーバーソウル習得から、ホロホロとの戦闘(シャーマンファイト予選第1試合)まで。

主な登場人物

今回は葉がメインですね。

シルバに追い詰められた末の初オーバーソウルのシーンは、めちゃくちゃカッコよい!

冷静に相手を分析するのは、葉の得意なバトルスタイルですな。

感想

シャーマンキングのカギを握る概念である「オーバーソウル」が、遂に登場しました。

阿弥陀丸のオーバーソウルは何パターンかありますが、初期のデザインが何気に好きだったりします。

ホロホロも良いキャラしてます(笑)

 

5巻の内容

収録内容

ホロホロ戦決着~ファウストⅧ世戦(シャーマンファイト予選第2試合)まで。

ホロホロまでは和やかな雰囲気ですが、ファウストはヤバイ。

番外編として、「ふんばりの詩」と「REMIX TRACK:1」そして「REMIX TRACK:2」も収録されてます。

主な登場人物

メインはファウストⅧ世。

骨格が異常(に小さい)まん太を解剖しようとする変質者。

葉がキレるのも当然ですわ。

感想

初めて葉がキレる回ですね。

葉も冷静に戦えてれば、こんなに追い詰められることもなかったんだろうなぁ。

REMIX TRACKは初めて読みましたが、ほんわかしてて良いですね!

 

 

6巻の内容

収録内容

VSファウストⅧ世に敗北~修行からのVS道蓮(シャーマンファイト第3試合)序盤まで。

番外編として「コックリエンジェルキューピッドさんたまお」と「REMIX TRACK:3」も収録されてます。

主な登場人物

今回もメインは葉くんです。

ファウストⅧ世の敗北から、修行のため実家に帰る葉。

ヨミの穴を見事を乗り越えて復活、新しいオーバーソウル(第2形態)を獲得しました。

感想

葉も良いんですが、葉を追ってバイク男旅に出るまん太&竜さんが大好きです。

そしてアンナは頼りになります。

 

7巻の内容

収録内容

葉VS.蓮!!

なんとこれだけで丸々1巻使ってますが、決着つかず次巻へ持ち越しです。

おまけも豊富で「ふんばりの詩2000」「りんごウラミウタ」「コックリエンジェルキューピッドさんたまお」も収録。

主な登場人物

今回も葉の回ですね。

前回ヨミの穴を経て、「無理をしない」「ゆるぎない心」を獲得した葉くん。

これが蓮を打ち砕く鍵となります。

「壊すことしか知らない」蓮と、それを受け止める心を手に入れた葉の運命やいかにー!?

感想

葉のオーバーソウル第2形態もかっこいいですが、蓮のオーバーソウルもめちゃくちゃカッコよいな。

葉が余裕しゃくしゃくで戦う姿は、この戦いから始まったんでしょうね。

「無理をしない」とか「ゆるぎない心」って、やはり当時のバリバリのバトルマンガとは一線を画してますな。

 

8巻の内容

収録内容

VS蓮、決着!!

脇役BoZの登場、そしてVS.道家まで。

今回も「コックリエンジェルキューピッドさんたまお」を収録。

主な登場人物

今回の主人公は蓮ですね。

葉との闘いは引き分けに終わりますが、この戦いで多くのことを学びました。

過去の自分とケリをつけるため、父である道円に戦いを挑む展開なんて熱すぎる!!

さらに葉たちが蓮を助けに行く展開なんて熱すぎる!!

感想

負けを認め、大人になった蓮がただひたすらにカッコよいです。

それと晴れてシャーマンになった梅宮竜之介も必見です。

個人的には梅宮竜之介とトカゲロウが、シャーマンキングの中で一番好きだったりします。

素人が強くなっていく姿って良いよね。

 

 

9巻の内容

収録内容

VS.道家決着、そして始まりを告げるシャーマンファイト本戦。

おまけで「ふんばりの詩3千里」「REMIX TRACK:4」と「REMIX TRACK:5」、そして「ZIZOU 2000」も収録。

ちなみにZIZOU=ジゾウ、つまり『仏ゾーン』のジゾウくんです。

主な登場人物

今回も主役は蓮!!

あんなに孤独だった蓮おぼっちゃまが…仲間との絆を感じるだなんて…!

父である道円に向かって皆で立ち上がるシーンは、鳥肌立ちます。

感想

蓮の成長に感動。

そしてシャーマンファイト本戦では、ついにハオが姿を現します。

シャーマンファイト本選は「葉とハオの物語」といっても差し支えないくらいですね。

あと「REMIX TRACK:4」の道潤が可愛すぎるので、ファンは必見ですマジで。

 

10巻の内容

収録内容

リリララとの出会い~リゼルグの加入まで。

ラストは葉明(葉の父)が、麻倉葉王について意味深なセリフを語って終わります。

おまけとして「ふんばりの詩四つ葉のクローバー」も収録。

主な登場人物

今回はハオですね。

リリララの必殺ハイメガウィジョン・メモリアルによって、何故か500年前のシャーマンファイトにもハオがパッチ族として出現していたことが判明。

リリララはハオに殺されるし、リゼルグもハオを追ってるし、葉名もハオだの葉王だの言いだすし…!!

謎が謎を呼ぶ展開です。

感想

いや、全部知ってるんですけどね。

全部知ってるんですけど、葉明の「今こそこの閉ざされし扉の封印を解く わが麻倉の始祖であり最後の敵ー大陰陽師 麻倉葉王を祀る葉王堂の封印をー!!」というセリフにワクワクせずにはいられません。

始祖!?的!?陰陽師!?葉王!?

当時ジャンプで読んでた頃と同じ感想でした。

 

おわりに

今読み返しても、ぜんぜん楽しめますよ『シャーマンキング』。

いや、むしろ今だからこそ読み返してほしいですね。

5月17日にはシャーマンキング新章も始まりますので、ぜひ第1作目である『シャーマンキング』は押さえておきましょう!