『シャーマンキングザスーパースター』にて新登場した「高次元場」という概念。
第24廻で初登場した時には衝撃を受けましたが、これがフラワー・オブ・メイズでの戦いの鍵を握るようです。
ということで今回は、「高次元場」についてまとめてみました。
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高次元場とは
まずは、作中のセリフを引用しながら見ていきましょう。
蛇島の解説
結論から言えば
ここはグレートスピリッツの中となります
(中略)
通常ではアクセスできない
データベースともいうべき高次元領域ー
この「高次元場」へ来られるのが一定の能力を持つ者と
前シャーマンキングであるフラ・ヤービスの作りしヤービスカードだ
引用:『シャーマンキングザスーパースター』#24「アンナ・クラウド」より
いきなりですが、これが結論ですね。
高次元場=グレートスピリッツの内部であると。
グレートスピリッツは全知全能の霊であり、魂のコミューン(全ての魂の源であり還る場所)でもあります。
とても平たく言うと、「過去・現在・未来に生きとし生ける者の全てがそこにある」ということでしょう。
そんなグレートスピリッツにアクセスし、別次元のデータを手に入れることで様々な力を操ることができるようになるようです。
シヴァの解説
次に、SS神クラスとして衝撃の登場を果たしたシヴァのセリフです。
クラウドはグレートスピリッツにアクセスして得られる
上下前後左右すぐそばの世界にある己自身ー
玉村たまおはさらに
全斜めの次元にまで到達し
41万の巫力を27倍にまで引き上げた
すなわちそこには27人の玉村たまおがいたという計算になる
引用:『シャーマンキングザスーパースター』#032「宿」より
実際のセリフではたまおを中心に27個の立方体が描かれており、イメージが掴みやすくなっています。
「クラウド」という言葉は「別次元の自分」を指すようですね。
アルミvs.蛇島のバトルで「アンナ・クラウド」という技をアルミが使用しており、この時には
「別の人間を召喚できるんだなぁ」
くらいの感想でしたが、シヴァとのバトルにより
「巫力を倍増できる」
ことも新たに判明しました。
シヴァの霊力は驚愕の1億2000万であり、そのシヴァと渡り合ったクラウドの力は想像を超えるものです。
※27倍でもたまおの巫力は1100万程度なので、シヴァはたまおの力を推し量っていた(本気で戦っていたわけではない)のでしょう。たまお自身も「彼が本気ならとっくに負けてる」と発言しています。
高次元場の能力
ここからは、高次元場にアクセスすることで得られる能力をまとめてみます。
①次元召喚
言葉としての初登場は#23「新世界 SIDE:A」でした。
作中では次元召喚の一例として「アンナ・クラウド」が登場します。
何らかの力でこの世界にアクセスし
「恐山アンナ」のデータをインストール
(中略)
圧倒的な「なりきり」は見る者の認識まで書き換える
引用:『シャーマンキングザスーパースター』#024「アンナ・クラウド」より
この寸前、アルミはアンナと憑依合体しており、そのままアンナ・クラウドへと発展した(アンナの言葉を借りると「新世界の扉を開けた」)ようです。
憑依合体は自分にとり憑かせた霊の技・動きをトレースするもので、見た目はあくまでシャーマン自身でした。
次元召喚の場合は、本物をインストールすることでその者の持ち霊を使役することができ(作中ではアンナが前鬼後鬼を使用)、見た目の認識も変えることができるようです。
また、霊以外のものをインストールすることもできると思われます。
憑依合体とも違う口寄せの術、というイメージでしょうか。
②巫力倍増
こちらは次元召喚を応用した技、という感じですね。
シヴァが言うように、たまおは別次元の自分を27人分インストールすることで自身の巫力を27倍まで膨張させました。
霊だけでなく、生きている人間も自身にインストールできるとみて間違いないでしょう。
グレートスピリッツにアクセスするんですから、当然と言えば当然ですね。
ヤービスカードの真の能力
チームハオの宿敵である鴨川羊介ですが、彼の使う「ヤービスカード」の能力も遂に判明しましたね。
タイムストップ(自分以外の時間を止める効果)について、蛇島がこう解説しています。
3分間使用者以外の物質が停止する…
ような錯覚を起こすだろう
実際には使用者が肉体ごと一時的な次元転移を行う
…あらゆるリスクに対する保証は含まれない…
引用:『シャーマンキングザスーパースター』#024「アンナ・クラウド」より
カードによって「神の力を借りる」ことができる羊介ですが、「グレートスピリッツにアクセスすることで高次元場の能力を引き出していた」わけです。
忘れがちですが、ヤービスカードはそのすべてに(法外な)値段が設定されています。
つまり「高次元場へのアクセス権をお金で買えるようにした」のがヤービスカードなわけです。
もしかすると「シャーマンキングの力を販売した」とも言えるかもしれません。
何故そんなことをしたのか?
きっとここには、資本主義を作り出したヤービスらしい理由・策略があるのでしょう。
個人的には、「普通の人間(シャーマンキングではない人間)がシャーマンキングの力を使えるようになるとどうなるのか?」という壮大な実験をしているように思えて仕方ありません…。
恐ろしいぜヤービス様…。
高次元場にアクセスできる者
高次元場へのアクセス、クラウド能力の使用は誰でも出来るわけではありません。
今のところ作中でその使用が確認されているのは
- 鴨川羊介(ヤービスカード)
- 蛇島夢路(ラプト)
- アルミ
- 玉村たまお
の4名です。
雰囲気から察すると、東紅紅(ドンホンホン)もその能力を理解している思われます。
(アンナ・クラウドに対してタイムストップで対抗しようとする鴨川羊介を止める描写があったため)
高次元場へのアクセスに必要なもの
どうすれば、高次元場へアクセスできるのか?
そう尋ねるコメリに、たまおがたった一言で返答しています。
あなたも大切な何かを捨てられたらね
引用:『シャーマンキングザスーパースター』#032「宿」より
おそろしいぜ代理女将。
たまおの発言の真意は不明です。
たまおも大切な何かを捨てたんでしょうか…。
「失う」ではなく「捨てる」と表現しているため、自分の意志で捨てなければならないと思われます。
アルミの場合は鴨川羊介の襲撃により家族(パッチ族)を失っていますが、これは自分の意志で捨てたわけじゃないですね。
となると、彼女はいったい何を捨てたのか…こちらは作中での続報を待つばかりです。
おわりに
これからの戦いの鍵を握る「高次元場」そして「クラウド」という能力。
花もきっと使えるようになると思いますが、その日が楽しみですね。
ちなみに「高次元場」は「工事現場」と同じ発音なのも武井先生の作品愛を感じます。
なぜなら武井先生は工事現場を題材とした漫画『重機人間ユンボル』を描いていたからです。
この漫画は本当に大好きでして、いつか復活連載してほしいものです…!
最後に、今回解説で登場した「アンナ・クラウド」や蛇島については『シャーマンキングザスーパースター』2巻と4巻で見れます!みんな読んでみてね!