僕の中でUVERworldといえば、「D-tecnoLife」や「SHAM ROCK」でした。
大衆受けしそうなロックンロール。
しかし先月発売されたばかりのアルバム『TYCOON』を聴いて、そりゃもうたまげましたよ。
昔と全然違う。
ロックではあるんですが、大衆受けはしないと思います。
より狭い層に、深く突き刺さるような曲が多いです。
共感できない人は聴いても仕方ないかもしれませんが、共感できる人にはグサグサ刺さって穴だらけにされると思います。
僕は後者でした。
特に「PRAYING RUN」という曲に惚れたので、ご紹介します。
PRAYING RUNってどんな曲?
YoutubeにMVあったので貼っておきます。
2015年にシングルのカップリングとしてリリースされたようです。
タイトルを直訳すると、「祈りながら走る」ですね。
ファンではないので楽曲の詳細は知りませんが、Wikipediaにはこう書いてあります。
TAKUYA∞が日課にしている「毎日10キロ走る」ことへの思いを歌った楽曲。
イントロの呼吸音や足音はTAKUYA∞本人のものである。
曲名の通り「祈りながら走る」のがTAKUYA∞の日課であり「どうやったらUVERworldはこれ以上上に行けるのか」「もっといい曲がほしい」という思いをもとに走っているという。
UVERworldが常に華やかなところで過ごしているわけではなく、今も何かにしがみつきながら、さらに高みを目指している姿を知っているファンにこそ伝わる曲である、とTAKUYA∞は語っている
確かに、8月31日放送のNHK「SONGS」でもランニングしてる場面がありました。
かっこいい男ですな、ボーカルのTAKUYA∞さん。
歌詞が熱い
これがもう、めちゃくちゃに熱いんですよマジで。
一部引用させてもらいます。
走り続けようとする僕に誰かが言った
あなたは強い人 怖いものはもうなにもないでしょ
そんなわけない 違うよ
僕は止まるのが本当は怖くて
何もかもが一緒に止まってしまいそうで
まだ終わらないでくれって祈るように走って
いつか起こる奇跡を信じて
UVERworldみたいに成功している人でも、こうやって悩み続けてるんですよね。
迷いのない強い人だねって 違うこの迷いを
どうすればいいか分からず走って 汗をかけば楽になると思ったのに
それ以上あふれてくる思いが 水になって目からこぼれてゆく
こんな歌詞がガンガン響いてきます。
ちなみにメロディも最高にかっこいいです。
そして極めつけが、この歌詞。
努力をせずに夢が叶った人と
努力をしても叶わなかった人
たとえ僕は叶わない人だとしても
この足を止めはしないだろう
もう仰る通りです!
止まるのが怖いんですよ、だからこそ毎日頑張るんですよ。
仕事もブログも、勉強も。
なにが嬉しいって、UVERworldみたいな「もの凄く成功しているひと握りの人間」でも、同じように悩んでるんですよね。
そして、それを歌にしてくれたんですよ。
どこかのおとぎ話ではなくて、僕にとっては距離がめちゃくちゃ近い歌です。
むしろ僕の歌です←
同じように悩みながら頑張ってる人間に、響くんですよね。
おわりに
ということで僕はUVERworldのファンになりました。
このアルバムには、他にも熱い曲が盛沢山です。
こんな熱量で音楽やってぶっ倒れないのか心配になるレベルです。
何かに一生懸命な人は、ぜひ聞いてみてください。
おしまい。