みなさん、BLUE GIANTという漫画を知っていますか?
知らない人は、ぜひ僕の書いた記事を見てみてください。
というかKindleで今すぐポチって即読んでください。
泣けるから。
衝撃的な展開に打ち震えるから。
そんな圧倒的名作音楽漫画の続編が、BLUE GIANT SUPREMEです。
主人公の宮本大がメンバーを探すところから始まるんですが、前作が神がかっていただけにスロースタートな印象を受けた今作。
「う~ん、そんなにおもしろくないなぁ・・・」と思いながら読み進めていた自分をぶん殴ってやりたい。
最新刊である6巻は、そのくらい素晴らしい内容でした。
というわけで今回は、BLUE GIANT SUPREME6巻の感想をつらつら書いてみます。
泣ける2つの名シーン
今回、特にグッと来たのはこのふたつ。
- ブルーノの「あいつらのことが好きだ」発言
- 大の「ヨーロッパに抱きしめられた」物語
もうね、感極まりましたよ僕は。
ブルージャイアントシュプリーム、ここにきてメチャクチャおもしろいなぁ。
— るっち@雑記ブログ (@Braes_R) 2018年11月10日
6巻も最高。
ブルーノの思い
これまでのブルーノ
ブルーノはピアノプレーヤーとして大たちと一緒に演奏していますが、人一倍プライドの高い男。
その腕前はもちろん超一流ですが、みなに心を許さず「いつでも自分が一番だ」みたいなことを考えてるちょっと嫌な奴です。
集客のための連弾、そしてバンドメンバーへの思い
6巻ではそんな彼がライブの集客の為に、有名なピアニストとの連弾をフリーで披露します。
結果は大成功でしたが、他のバンドからの誘いの電話が鳴りまくるブルーノ…。
「こいつ、大のバンド抜けそうだな」と思わせておいて、彼はこう言い放ちます。
誰にも言うなよガブ。
オレはあいつらのことが好きなんだよ。
引用:『BLUE GIANT SUPREME6巻44話「DON'T WORRY ABOUT ME」』より
このツンデレめ!!!
最高に痺れる一言ですね。
この回のタイトルである「DON'T WORRY ABOUT ME(オレのことは心配するな)」にぴったりな内容です。
良い奴じゃねぇーかよブルーノ!!
おれもお前が好きだ!!
大とヨーロッパの少年
川沿いでサックス練習
道中に車が壊れてしまったため、それぞれの1日を過ごすことにしたNumber5の面々。
大は相変わらず、川沿いへ出かけてサックスの練習を始めます。
ひたすらサックスを吹き続けていると、いつのまにか大の後ろに座ってじっとしている少年。
大が話しかけても一言も喋りません。
少年とおつかい
そんな少年に、大はお金を渡して水を買ってくるよう依頼します。
ヨーロッパなんてスリは当たり前ですし、見ず知らずの人物にお金を預けるなんてもってのほか。
大も「戻ってくるかな~」と思っており、ひとつの賭けをしたんでしょうね。
そして見事に水とおつりを持って戻ってくる少年。
僕も大と同じように感心してしまいました。
サックスと少年
そのあとも水が切れるとおつかいをお願いし、ついに大は少年にサックスの吹き方を教えます。
最初はうまくいきませんが、大きな音を出すことに成功!
その時の少年の驚いた顔といったら、最高です。(マジで読んで)
そして、場面はお別れへ。
大が「I have to go(行かなきゃ)」というと、少年はすっと近寄り大を抱きしめます。
おおう…泣ける…!!
そのあとの大の「さよなら」の一言が、夕焼け空によく響きますわ…。
しかし何が良いかって、この少年は一言も喋っていません。
少年の行動と表情だけで読者をここまで感動させるとは、やはりBLUE GIANT SUPREMEは名作と言わざるをえませんな!!
このシーン、何度読んでも最高です。
そしてそれぞれの一日を過ごしたメンバーが再び集まった際、大は「ヨーロッパに抱きしめられた」と発言するわけです。
大と少年と読者だけが知っている、忘れられない一日。
泣けます。
おわりに
いや、今作の中でもこの6巻は最高傑作です。
何回でも読み返せる。
しかし7巻も波乱の展開を予感させるんですよね~早く読みたい。
というわけで皆さん、BLUE GIENT SUPREME6巻を読んで胸を震わせてください。