ONEPIECE第924話にて、ユースタス・"キャプテン"キッドが久々の再登場!!
824話以来、実に100話ぶりの登場となりました。
状況は前回と変わらず、カイドウの手により幽閉されています。
牢屋の中で偶然にもルフィとの再会を果たし、巷では「ルフィとキッドが共闘してカイドウ打倒か!?」なんて噂で持ち切りですね。
しかし果たして本当にキッドはルフィと共闘するのでしょうか?
というわけで今回は、キッド海賊団について考察してみたいと思います。
キッドの海賊としてのスタンス
最悪の世代のなかでも、飛びぬけて凶悪な力と残忍な性格を持つキッド。
「民間人には害を与えない」ルフィとは真逆で、とにかく侵略の限りを尽くす海賊です。
キャプテン・キッドがキミより賞金が高い理由はね…
あのコ達が民間人に多大な被害を与えてるから…
カワイくないでしょ?
引用:『ONEPIECE第498話"11人の超新星"』より
シャッキーのセリフから、そして懸賞金の高さ(現在4億7,000万ベリー)からもその残虐性が伺えます。
キッド海賊団を支えるキラーという存在
そんなキッドですが、打倒"赤髪のシャンクス"のため、ホーキンス&アプーと共に海賊同盟を結成。
非常にプライドの高いキッドの性格から考えると「同盟」なんて組みそうにないですが、なぜ結成したのでしょうか?
そのカギは、同じくキッド海賊団であり"11人の超新星"でもあるキラーが握っていると思われます。
彼らが同盟を組む姿を描いた第677話では、我の強いキッド・アプー・ホーキンスのまとめ役としてキラーが機能しているように見えます。
またキッドが「見ろキラー!だからおれはコイツ(アプー)に声をかけるなと言ったんだ!!!」と言っている点からして、ホーキンスとアプーを同盟の場に誘ったのはキラーで間違いないでしょう。
キッドとしては同盟なんて組みたくないが、腹心であるキラーに説得されて渋々了承したのではないでしょうか。
新世界で自分たちの無力さを知った
これは余談ですが、キラーは新世界を渡り歩く中で1つの海賊団としての限界を感じたのではないでしょうか?
考察のヒントとなるのが、第837話でのシャーロット・ブリュレのセリフ。
この2年…何人かママのナワバリに迷い込んで来たねぇ!!!
「キャプテン・キッド」!!
「海鳴りアプー」!!
「ギャング・ベッジ」!!
「怪僧ウル―ジ」!!
いち早く己の立場に気づき傘下に入った「ベッジ」を除いては…!!
ママの顔を見る事もなく…一言の声を聞く事もなく!!
ハジキ出されたよ!!
引用:『ONEPIECE第837話"ルフィVS将星クラッカー"』より
ブリュレが語ることが正しいとすれば、キッド海賊団もビッグ・マムに挑んだもののその足元にもたどり着けなかったと思われます。
もしかすると、将星の誰かに敗れたのかもしれません。
「海賊王になるためには四皇を倒さなければならないが、その力は強大すぎる」
そして冷静に戦略を練った結果が、アプー・ホーキンスとの海賊同盟だったのでしょう。
キッドはルフィと共闘する
結論を言いますと、キッドはルフィと共闘すると思います。
なぜならルフィたちは、カイドウを倒すための用意周到な戦略を持っているからです。
そう、鬼ヶ島への「討ち入り作戦」ですね。
キッドは確かに同盟を嫌いますが、ただのバカじゃない。
第500話「"歴史の残り火"」にてヒューマンショップの天竜人を「欲をかいた権力者の純真に比べたら世の悪党の方がいくらか人道的だ」と評しているように、冷静沈着な一面も持ち合わせています。
カイドウを倒すために利用できるものは、全て利用する。
そんな復讐心が、924話での「覚えてろ…カイドウ」というセリフににじみ出ているように思います。
おわりに
キッドの戦闘がまともに描かれたことはありませんから、ワノ国での戦いが楽しみですね。
時期を操る能力の強さを見せつけて欲しいです。
キラー含むキッド海賊団が無事なのかも気になるところ。
まるで「光と闇」のように正反対のルフィとキッド、彼らの反撃に期待しましょう!
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