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漫画BLUE GIANT(ブルージャイアント)に心震えた話。【感想・ネタバレ有り】

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久々に漫画で泣きました。

ものすごく話題になっていたことは知ってたんですが、その昔(1巻が出たばかりのころ)読んでイマイチだと思ったので、全然読んでなかったんですよね。

で、久々に本屋に行ったら『BLUE GIANT SUPREME』(ブルージャイアントシュプリーム)として新章に突入しているではありませんか!

そして隣にはBLUE GIANT最終10巻が。完結してたのね!!

気になってAmazonで探してみると、Kindke版1巻が期間限定(4月7日迄)で無料公開中。(もう終了してしまいました・・・。)

ということで、試しに読んでみると見事に泣かされました。

泣ける漫画ってそんなに出会えないですよね・・・僕の場合、ガッシュとキングダムと宇宙兄弟くらいです。

というとで、泣いた場面を3つお届けします!

 

あらすじ

BLUE GIANTを知らない人のために、あらすじ。

主人公は仙台出身の宮本大(ミヤモトダイ)です。

高校時代、友人に連れられていったジャズライブに心を打たれ、サックスプレーヤーを志すこととなります。

仙台編(単行本1~4巻)→東京編(単行本4~10巻)→ドイツ編(シュプリーム1巻~)の流れですね。

仙台編

師匠とのレッスンを通じて、グングンと実力を伸ばしていく大と、彼を支える父・兄・妹との話が描かれます。恋愛要素も5%くらいあるよ!

ちなみに仙台編ではジャズバンドは組みません。

ひたすら個人練習に励む修行編みたいなものです。

東京編

東京編では「JASS」というバンドを組み、ジャズ活動を本格化させます。

天才ピアニスト・沢辺雪祈(サワベユキノリ)と、高校の同級生・玉田俊二(タマダシュンジ)とのジャズトリオ。ちなみに玉田はド素人からドラマーを目指すのだ

恋愛要素は1%くらいあるよ!

紆余曲折を経て夢の舞台に立つことになるJASSですが、まさかの衝撃的な展開・・・!!唖然呆然・・・!!

そして新タイトルBLUE GIANT SUPREMEにて、大の活躍の舞台は海外に移るのでした。

それでは、泣いた場面をピックアップ!

 

泣いた場面①兄を思う妹の気持ち(単行本4巻・第28話)

父・兄・妹と家族会議を開き、東京に行きたいという気持ちを打ち明ける大ですが、妹の彩花(アヤカ)は寂しさで強がりながらも反対。

見かねた兄ちゃんが、大のサックスを聴いて決めようと提案するわけです。

深夜、誰もいないスーパー(父ちゃんの勤め先)で演奏を始める大。

その演奏を聴き、嬉しそうな顔になる父と兄。

対照的に、妹の彩花は「もう、兄ちゃんは帰ってこないんだ。」と悟り、黙って涙を流すのでした。僕も黙って涙を流すのでした←

リアルに妹がいる僕としては、なんとも感動的な場面です。

ちなみに大のサックス(50万円!)を兄が36回ローンで買ってくれたり、父ちゃんが大のレッスン代を工面しようとする話にも涙がホロり・・・。

家族ネタに弱いな俺・・・。

 

泣いた場面②ド素人ドラマー玉田、初めてのファン(単行本7巻・第49話)

大に刺激を受けドラマーを志す玉田ですが、もちろん最初はど素人

ピアニストの雪祈からはメンバー入りを拒否されるものの、猛烈に練習をがんばってなんとかライブをこなしていきます。

バンドが徐々に有名になるにつれ、大や雪祈にはファンがつきます

が、もちろん玉田にファンなんていない。

ある日のライブ後、ファンに囲まれる2人をみて惨めになる玉田ですが・・・なんと!

一人だけ玉田ファンがいたのだ!!

「ボクは君のドラムを、成長する君のドラムを聴きに来ているんだ。」

そう言われ一人涙を流す玉田・・・同じく涙を流す僕←

弱キャラががんばって強くなって認められる展開って、熱いですよね。

 

泣いた場面③ドイツへ旅立つ大が雪祈へ送る言葉。(単行本10巻・最終話)

いやー実はですね。

この最終10巻で、夢にまで見た舞台(So Blueというジャズバー)に立つ大たちなんですが・・・。

なんとピアニストの雪祈、ライブ前日に交通事故にあい、ライブに出演できなくなります。。

この事故の場面、衝撃的です。

指がグシャグシャです。

嘘だろー!!ってなりました、僕。

雪祈は、So Blueへの思い入れは特に強いんですね。幼い頃から夢見てきた舞台。

やっとバンドメンバーで、最高の舞台で演奏できるところだったのに・・・彼の無念は計り知れません。

結局ライブは大と玉田(テナーサックスとドラムス)のみで乗り切るのですが、その後バンドは解散することに・・・。

そして海外へ行くことを決意した大は、ドイツへ旅立つ直前に雪祈へ電話を入れます。

「オレは、お前のピアノが好きだ。もしかしたら、オレが一番のファンだ」と。

「うるせえよ、バーカ・・・」と言いながら号泣する、雪祈。同じく号泣する、僕←

男の友情って、熱いですよね。

 

おわりに

さて、ザザっとピックアップしてお届けしましたBLUE GIANT。

とても細やかに人間関係が描かれていて素晴らしい作品です。

泣いた場面こそ上記の3シーンですが、感動するシーンはもっとあります。

2話に1回くらいありますね。マジで。そんな漫画です。

結論、ジャズって最高ですね!!

ちなみに現在は、『BLUE GIANT SUPREME』として続編が連載中。

感想を「BLUE GIANT SUPREME 第2巻の感想。今回も涙が出るよ。【ネタバレ有り】」に書いてみましたので、ぜひお読みください。

おしまい。

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