一世を風靡したドラゴン桜、その続編である『ドラゴン桜2』が発売となりました!
三田紀房先生×コルクということで期待しかありませんでしたが、やっぱりおもしろかった。
今回は第1巻の感想や見どころ、名言を書いてみます。
※ネタバレを含みますので、嫌な人は見ないでね!
ドラゴン桜とは
第1巻より引用します。
没落した"バカ高校"龍山を再建すれば、自身の弁護士としての名声が、うなぎのぼり!一生安泰!!
と考えた男、桜木建二による「東大受験スポ根エンターテインメント」。
"創世記"となる前作『ドラゴン桜』では、受験の"真髄"をとらえた数多のテクニックを公開し、ニッポンの受験界を変革!
本作は、2020年に控えた「大学入試改革」を見据えた新シリーズである。
今年も合格と成功の象徴「ドラゴン桜」が咲き誇るー。
引用:『ドラゴン桜2』第1巻「ドラゴン桜とは」より
阿部寛さん主演でドラマ化もされた、大人気漫画ですね。
『ドラゴン桜式数学ドリル』や『ドラゴンイングリッシュ』といった参考書もヒットを飛ばし、まさに一世を風靡しました。
僕は受験生のころには利用しませんでしたが、本屋に参考書があふれてたのを覚えてますね~。
本作はそんなドラゴン桜の続編です。
1巻のあらすじ
主人公は変わらず弁護士・桜木建二。
6年前に桜木によって東大合格者10名を突破し有名になった龍山高校ですが、その面影はどこへやら、遂に今回の受験での東大合格者は「0名」。
この原因は事長代行である龍野久美子。
なんと彼女は、龍山高校の廃校のために動いていたのでした。
桜木VS.龍野を軸に、熱い受験戦争の幕が上がります。
1巻の見どころ
見どころ①桜木、理事会入会なるか!?
最初の見どころはこれですね。
龍山高校再建のためには、桜木の理事会入会が必須!
入会させたくない龍野組VS.入会させたい高原教頭組。
2票対2票の同点となり、残る1票を握るのは現校長である奥田校長。
彼は6年前に桜木たちと苦楽を共にしましたが、龍野に相当な重圧をかけられ、葛藤のなかで気持ちが揺れ動きます。
決断を下したあとの、奥田校長のセリフはかっこいいですよ!
見どころ②スタディサプリで東大合格!?
東大専門コース(東大専科)では、当分の間スマホで「スタディサプリ」のみを利用して受験勉強することになります。
スタディサプリは、リクルートが提供するWEB学習サービスですね。
- 全国の高校1,000校以上で導入
- 学習履歴を活用した苦手ポイントの特定、得意教科の先取り
- 自分専用の学習プラン
公式サイトを見ると、大学受験だけでなく小学4年生~高校2年生までのコースもあるようです。
名前だけは知ってましたが、便利なサービスですね~。
1巻では具体的な活用法などは紹介されませんでしたが、2巻以降が楽しみです!
1巻の名言
名言①「行動するヤツだけが勝つ!」
東大へ行くのに理由なんかいらない!
東大に行く意味なんてない!
なぜとかなんのためにとかグダグダ言ってんじゃない!
東大に行くと決めてすぐに勉強を始めろ!
考えるな!
動けっ!
行動するヤツだけが勝つ!
龍山高校の終業式で、全校生徒へ桜木が投げかけた言葉です。
これだけ聞くと、「う~ん、どうなの?」って感じましたが、この後に続く桜木の言葉がグサグサと刺さりました。
ボケーっと毎日を過ごしてる場合じゃない!
ぜひ本編を読んでみてください。
名言②「本当にそうか?」
さきほどの終業式にて暴言とも思える激を飛ばした桜木に対して、「今の子供たちは一方的に命令口調で強要されると拒絶します」と言う高原教頭。
これに対し、桜木はこう言います。
本当にそうか?
新3年生300人全員そうか?
俺の言うことにただの一人も心を動かされないと思うのか?
わかってないのは教師のお前らだ
子供の気持ちが300人全員同じなんてありえない
子供たちの個性を尊重するなどと口では言いながら
子供の個性を見極めようとしていないのはお前らだ
これは先生だけじゃなく、先輩社会人にも当てはまりますね。
みんながみな、「ゆとり世代」じゃないんですよね。
読んでいて「僕も反省しよう…」と思いました。
名言③「頑張らない」これが東大合格のための第一歩だ
東大専科スタートの初日に、生徒ふたりへ桜木が投げかけた言葉です。
激変し続ける現代社会を生き残るためには、「機能的に生きていく=目的のために働く」ことが重要だと述べます。
「頑張る」は精神的興奮で
課題克服を図ろうとする
勢いだけの感嘆符でしかない
つまり「受験勉強を頑張る」でなく
- 「東大合格するために」
- 「スタディサプリで勉強する」
これが機能的に考えて話す、ということだそうです。
これは仕事にも、丸々当てはまりますね。
例えば営業であれば、「数字を上げるために頑張る」ではダメで、
- 「数字を上げるために」
- 「〇〇という商品を××というお客様に提案する」
こんな感じでしょうか。
おわりに
サラリーマンの身に染みる一冊です。
まだまだ1巻が発売されたばかりなので、今後がとても楽しみです。
ちなみに三田先生の作品は、『マネーの拳』と『インベスターZ』そして『エンゼルバンク』がめちゃくちゃおすすめです。
お金に悩んでる人は、ぜひ読んでみてください。
それでは、また。