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【ワンピース考察】なぜカイドウは反抗するヤマトを新鬼ヶ島の将軍に任命したのか?

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ONE PIECEワノ国編にて遂に登場したカイドウの息子、ヤマト。(正確には娘)

ルフィの強敵になるかと思いましたが、なんと光月おでんに胸を打たれた「ルフィたちの仲間」として戦闘に参加しています。

20年前からカイドウに反抗し続けているヤマトですが、そんな彼女をカイドウは「新鬼ヶ島の将軍にする」と宣言しました。

敵対しているヤマトを、なぜ将軍に任命したのか?

ということで今回はカイドウとヤマトについて考察してみましょう!

 

 

新鬼ヶ島とは

まずは新鬼ヶ島について。

そもそも鬼ヶ島とはカイドウの住む「百獣海賊団」の本拠地です。

場所はワノ国の南に位置しており、ワノ国からは独立した孤島となっています。

カイドウの言う「新鬼ヶ島計画」とは、この鬼ヶ島をワノ国の内部に持ってくるということですね。

今夜この「鬼ヶ島」を

「花の都」に移し!!!

ワノ国は滅ぶ!!

国の名は「新鬼ヶ島」!!!

将軍は我が息子ヤマトだ!!!

引用:『ONE PIECE』第985話"新鬼ヶ島計画"より

 

将軍とは

次に、将軍について。

これは現在は黒炭オロチが就いているポジションであり、その前任は光月スキヤキでした。

平たく言うと「国を統べる王様」みたいな理解で良いと思います。

アラバスタ王国で言うところのネフェルタリ・コブラ、魚人島で言うところのネプチューンでしょう。

つまりカイドウは「ヤマトを新鬼ヶ島の王様にする」と発言したわけです。

 

ヤマトとは

ヤマトはカイドウの娘(なぜかカイドウは息子と呼ぶ)であり、20年前のおでんの処刑を目の当たりにしています

そこで彼の生き様に涙し、自分が光月おでんになることを心に誓います(なんで?)

その後おでんの航海日誌を拾ったヤマトは、これを「聖書」として読み込んでいるようです。

「モモの助を助けるために九里へ走った」と発言している点や、モモの助としのぶを体を張って守っている点から、ヤマトのことは仲間として信頼して良さそうですね。

ヤマトは「光月おでんになりたい」と口にしたことをきっかけにカイドウから何度も殴られており(ヤマトも何度も反抗している)、カイドウもヤマトに「脱走すると爆発する腕輪」をはめて20年も監禁しています。

親子関係としては最悪なのに、なぜカイドウは自分や大看板ではなくヤマトを将軍に任命したのでしょうか?

 

 

カイドウがヤマトを将軍に任命した理由

大きく関わるのは、今後のカイドウの動きでしょう。

カイドウはビッグ・マム海賊団と同盟を結んだ理由を、こう説明しています。

おれ達は「ビッグ・マム海賊団」と手を結び!!

この世で最も強大な力「古代兵器」を手に入れる!!

つまりだ!!

"ひとつなぎの大秘宝"を獲りに行くぞ!!!

(中略)

これから来る"世界の大戦"に向けて

この国を「海賊の帝国」に変える!!

本業の遠征も増えるだろう!!

引用:『ONE PIECE』第985話"新鬼ヶ島計画"より

そう、カイドウはこれから世界政府や他の海賊団との全面戦争を制し、ワンピースを獲得しようとしています。

そのためカイドウ自身や主力である大看板たちは、どんどんワノ国の外へ出ていって戦闘を行わなければなりません。

主力たちをワノ国に留めておくわけにはいかない。

ワノ国(新鬼ヶ島)に百獣海賊団が不在になるわけです。

そこでヤマトは都合が良い

百獣海賊団が不在になろうが、腕輪に繋がれたヤマトは脱走できない。

血気盛んな侍たちも、今回の戦で滅ぼせばカイドウに歯向かうことはない。

侍以外の住民たちに、百獣海賊団に逆らえるような力もない。

つまり新鬼ヶ島で将軍となったヤマトが仮に謀反を起こそうとしても、ヤマトに協力してくれる味方がいないわけです。

言うなれば、形だけの将軍ですね。

自分の大切な戦力(大看板たち)を削ぐことなく、新鬼ヶ島で大量の武器を生産できるわけです。

またカイドウは、敵対する者の心をへし折って部下とすることを一つの楽しみとしています。

ワノ国を滅ぼしモモの助を殺すことで、「光月おでんになる」というヤマトの想いを打ち砕けば、ヤマトも服従すると思っているのでしょう。

 

おわりに

ということで結論としては「ワンピースを獲るため」であり、そのために「ヤマトは都合が良い」のだと思います。

そうならないように、早いとこルフィにはカイドウをぶっ飛ばしてほしいところです。

今回の考察内容は91巻、97巻~98巻の収録内容をもとにしています。

ぜひみなさんも読んで、考察してみてください!

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