ヨッピーさんの『明日クビになっても大丈夫!』読みました。
「仕事が辛い」
「このままこの会社で働き続けて大丈夫なのか」
「副業って何やったらいいの?」
そんな悩める全てのサラリーマンへおすすめの、傑作でした。
ぜったい読むべきです。
『明日クビになっても大丈夫!』とは
Webライターであるヨッピーさんの、初めての著書。
人は自身の体験談こそ、自信を持って書けるものだと思います。
ブログ書いてると、これはとても強く感じる。
ヨッピーさんは
- サラリーマン
- サラリーマン兼Webライター(副業)
- Webライター(専業、フリーランス)
という3つの立場を経験しています。
自身の体験をもとに、仕事に悩むサラリーマンへ向けて「仕事に対する不安を解消するために」書いてるので、とても納得しながら読めます。
「行動したいけど、何をしたらいいかわからない」という人達の背中を後押しするような本であればいいな、と思いながらこの文章を書いている。
「こいつ、偉そうに何言ってやがる」と言う人もたくさんいるかもしれないけれど、5年前にサラリーマンを辞め、いまだに定職にも就かずに遊んで暮らしているような僕があんまりそういう不安を抱えていなくて、「世の中って意外と楽勝やんけ」くらいに思いながら生きているのだ。
引用:ヨッピー『明日クビになっても大丈夫!』「はじめに」より
そもそもプロのWebライターなので、文章も読みやすいです。
『明日クビになっても大丈夫!』が伝えてくれたこと
1.「好きでしょうがない素人」がプロに勝ることもある
この言葉は事実として重みがあります。
「営業のプロ」たった僕と。「ネットで文章を書くという趣味が仕事になった僕」を比較して後者の方がどう考えても実績を残せている点を考えると、「やっぱり好きなことを仕事にした方が強いんだな」と思う。
だって、好きなものだったら四六時中その事を考えていても苦にならないからね。サラリーマンとして、9時から18時までの時間だけその事を考えてるやつと、寝ている時以外ずーっとその事を考えてるやつが戦ったら絶対後者が勝つに決まってる。
引用:ヨッピー『明日クビになっても大丈夫!』「好きで仕方がないことを仕事にした方が断然強い」より
本書ではヨッピーさん以外にも、「好きでしょうがない素人がプロに勝った例」として天才おもしろライターARuFaさんが登場。
たしかに、ARuFaさんも元はブロガーなんですよね。
ちなみにARuFaの日記やオモコロの「ARuFaが書いた記事」から、ARuFaさんの記事は読めます。
僕がネット上の記事で最も笑ったのは【提案】飲み会に『催眠術師』を呼ぶと最高に楽しいんじゃないの?という記事です。
腹筋崩壊とは正にこのこと!!
2.会社を「続ける」か「辞める」か、の2択ではない。
この本の良いところは、「今すぐ会社辞めろ」って言わないところです。
むしろ副業として「なんかやれ」とアドバイスをくれます。
「社畜か?それとも企業か?」なんて極論もいいところだ。
あんなものは無責任のクルクルパーだから言える事であって、貴方の事を親身になって考えれば「会社、辞めれば?」なんて気軽に言えるセリフではない。
もっとマイルドな選択肢が他にもあるんだぞ、という事を僕は言いたい。
引用:ヨッピー『明日クビになっても大丈夫!』「こっそりと二足のわらじを履こう」より
副業から始めるメリットについては、本書でもっと詳細に説明してくれます。
3.勝てないと思ったら逃げればいい
ヨッピーさんは、儲かる椅子を積極的に見つけて座っていくことで、「どうすれば儲かるのか」という問題を突破しています。
具体的には「記事広告が得意なライター」や「観光記事に強いライター」「自治体に強いライター」という椅子に座りました。
- マーケットの広さ
- ライバルの強さ
このふたつを考えれば、まだまだ儲かる「おいしい業界」があるのだそうです。
しかし逆に言えば、「これは勝てない」と思ったら逃げることも大切。
さきほど紹介したARuFaさんが登場した時も、ヨッピーさんは一目散に逃げたと書いています。
たまにネット上で「ヨッピーさん、昔みたいな無茶な企画やらなくなって丸くなったのかな」みたいな事を書かれたりするけど、それは間違いで、単純にライバルから逃げた、というのが正解である。
島田紳助が、「ダウンタウンが出てきたから漫才やめます」って宣言したのに近い。
「これは絶対無理」というようなライバルが現れたなら、とっとと逃げ出そう。
引用:ヨッピー『明日クビになっても大丈夫!』「勝てないと思ったらとっとと逃げよう」より
おわりに
この『明日クビになっても大丈夫!』は、「サラリーマンの不安を解消」するために具体的にどう行動したらよいのか、アドバイスをくれる一冊です。
めちゃくちゃやる気になれます。
実際僕は、副業としてランサーズを始めることにしました。
詳しくは副業Webライターへの道。という記事に書きましたので、あわせてどうぞ。
悩めるサラリーマンは、ぜひ『明日クビになっても大丈夫!』を読んでみてください。
おしまい。