こんにちは。
以前、マーケティングの醍醐味って、これか。という記事を書きまして、初めてマーケティングの本に触れました。
(1年近く前の記事…我ながら文面がイタイ。)
この記事で取り上げたのは『新人OL、つぶれかけの会社をまかされる』という、小説風味のマーケティング入門書です。
感想を一言で言うと
「マーケティングっておもしろ!!」
でした。
普段営業マンとして新規開拓&新規商材探しをしている身としては、とても参考になる本でしたよ、ええ。
そして今回紹介したいのが、永井孝尚さんという方の『これ、いったいどうやったら売れるんですか?』
より具体的なマーケティング理論とともに、めちゃくちゃ分かりやすい事例を紹介してくれる本書。
もう、全部参考になります。
もう一度言います。
もう、全部参考になります。
あと広末涼子がかわいい。
めちゃくちゃ分かりやすくて良い。マーケティング初心者向け。 pic.twitter.com/4avBgLuA47
— るっち@はてなブログ (@Braes_R) September 23, 2017
感動した理論
「商品開発」と「顧客開発」のところ。(本書第3章)
「商品を作ること」を目的としたらダメですよ、と。
お客さんのニーズを満たすために、商品を作るんですよ、と。
お客さんのことを考えて、商品開発しなさいよ、と。
本書ではプロダクトアウト(商品開発を目的とした商品開発)の事例として、3Dテレビが登場します。
視聴のためには3D眼鏡をかける必要があったが、お客様は眼鏡をかけてまで3Dが見たいと思わず、結局3Dテレビは市場から姿を消したそうです。
たしかに、3Dテレビって一時期ありましたねぇ。
ぶっちゃけ4Kとか8Kなんかも、どうなんでしょう。
ただのスペック争いになってる気がするんですが。
「バリュープロポジション」と「ブルーオーシャン戦略」のところ。(本書第1章)
それと第1章が素晴らしい。
特に「バリュープロポジション」なんて凄い。
「バリュープロポジション」を使いこなすことが出来れば、なんとオワコン業界でも新たな顧客創造ができるのだ!
まさに起死回生の一撃!!
くらえバリュープロポジション!オラァ!!!
…。
真面目に解説しますと、
- ターゲットを明確に絞り込み、
- そのお客さんがお金を出す理由を考え抜く
という合わせ技です。
たとえば、「正確な時間を確認するための腕時計」は、もう売れません。
理由はスマホで十分だから。
そこでメーカーは「安全に登山するための登山専用ウォッチ」や、「体力強化のためのジョギング専用ウォッチ」を開発し、腕時計に新しい価値を生んだのです。
これはつまり、「登山家」や「健康に気を遣う人」といった新しい顧客を腕時計市場に創造したということですね。
やっぱりすげぇぜバリュープロポジション!
おわりに
本書は全8章で構成されています。
さらに「具体例」⇒「理論解説」⇒「まとめ」という、非常に読みやすい構造になっています。文体も読みやすい。
ブロガーさんも参考になると思いますよ。
もちろん、日夜新規開拓に明け暮れる営業マンも必読です。
おしまい。