僕は高橋優なのかもしれない。
いや、高橋優が僕なのかもしれない。
そう勘違いしてしまうほどに、自分の心情や状況を歌われているという感覚に襲われました。
感動しました。
LIVE TOUR「STARTING OVER」@広島に行ってきた
ということで、高橋優の大ファンである妻に誘われて彼のライブに行ってきました。
僕はと言うと高橋優の楽曲は妻と出会うまではしっかり聞いたことはなくて、なんならライブに行くことが決まってからも全く聞かずに過ごしていました。
知っている曲はと言えば「福笑い」「明日はきっといい日になる」、そしてメジャー好きなので「プライド」の3曲。
たまに音楽番組で見かけるくらいの関係。
それ以外に僕が高橋優の音楽を耳にするタイミングは、妻が晩御飯を作るときのBGMぐらいです。
そのくらいの距離感でした。
ほとばしる衝撃
特に準備することもなく、曲のタイトルすら知ることもなく会場へGO。
思ったより人がいてびっくりしました。
初・高橋優! pic.twitter.com/vb6z4EzElt
— るっち@はてなブログ (@Braes_R) 2019年1月19日
男性より女性のほうが若干多かったですね。
家族連れやおばあちゃんもいて、幅広い世代が終結。
そして遂に始まったライブ。
テンポの速い曲が次々と繰り出され、「かっこいいな~」くらいの印象から始まりました。
が、しかし。
スローテンポの曲になった途端、衝撃が。
「この歌詞…おれ!?」
なんということでしょう。
それまでは「たまに音楽番組で見かけるくらいの関係」だった匠との距離感が、まるで自分のことを歌っているのではないかと思わせる歌詞と視覚効果(高橋優のライブでは曲によって歌詞が表示される)により、ぐっと縮まったではありませんか。
縮まりすぎて高橋優のことが自分のように思えてきました。
「この曲作ったのおれ?」
と思い、思わず涙ぐんでしまいました。
ちなみにライブで泣きそうになったのは人生で初めてです。
特に衝撃を受けた3曲
特に感動したのが「ありがとう」「非凡の花束」「リーマンズロック」の3曲です。
ありがとう
そばにいるから
気持ちが伝わるからこそ
すれ違いもあるけど
一人ではわからない
二人だからこその特別な宝物
引用:高橋優「ありがとう」
とても青臭い歌詞ですが、結婚してちょっと疲れてきた人間にはとても響く言葉です。
ずっと前から描いてきた夢を叶えた僕じゃないとしても
君と巡り会えた僕はどんな未来より幸せだよきっと
引用:高橋優「ありがとう」
これ!!
これですよこれ!!
恥ずかしいから言えないけど、僕はこういう気持ちです奥様よ!
非凡の花束
かたや前髪を切ったことにも
ろくに気づきやしない
こんな鈍臭い奴の手をまた君は握っている
引用:高橋優「非凡の花束」
なかなかね、気づかないときもありますよね前髪って。
「美容院に行ってくる」って言われたらもちろん気づきますが、そうじゃない時に自分で前髪切ってたりするわけですよ。
微妙に何ミリか切ってたりするわけですよ。
それに気づかないと拗ねるわけですね、はい。
それでもまた手を握ってくれるわけです妻は。
もうこの歌詞まんまの生活で、僕はびっくりしました。
「高橋優っておれなんじゃないか?」と。
リーマンズロック
そして、アンコールの最後に歌われたのが「リーマンズロック」でした。
これは全サラリーマンが聞くべき名曲です。
出勤してから5秒で怒鳴り散らされて
何でかわかんないまんまに頭を下げてる
得意分野じゃないなんて言い訳はきかない
腹が立つのを飲み込んで笑顔でいなくちゃ
引用:高橋優「リーマンズロック」
「得意分野じゃないなんて言い訳はきかない」っていう歌詞が見事クリーンヒット。
僕も仕事柄ルーティンワークじゃなく、新しいことへのチャレンジと実績が求められる毎日。
でも「得意分野じゃない」なんて言えないんですよねぇ。
いろんな不平不満や理不尽を歌いながら、サビではこう歌ってくれます。
大した事ないさ
何もかも順風満帆だ
これくらいがどうしたと
大きく声を張れ
引用:高橋優「リーマンズロック」
めちゃくちゃ勇気づけられました。
びっくりするくらい「明日から仕事がんばろう」と思えました。
おわりに
本当に行って良かったです、高橋優。
彼は凄まじいパワーをもったシンガーソングライターだと思います。
大好きになりました。
「音楽番組でたまにみかけるくらいの関係」から、「妻にCDを借りてiPhoneで聞いている関係」そしてさらに「ギターで何曲か弾き語ってみた関係」まで進化しました。
コードが簡単なので、ギター初心者にもおすすめです
早く高橋優になれるよう、毎日練習したいと思います。
愛する大切な人がいる方は「ありがとう」「非凡の花束」、そして仕事が辛い人はぜひ「リーマンズロック」を聞いてみてください。